時価総額4,000億超え企業BOXの子連れ出勤への考え方
シリコンバレー発のユニーコン企業
日本だとDropboxの方が有名かもしれませんが、同じようにクラウド形式のストレージサービスを提供しているシリコンバレー初のスタートアップ企業、ユニコーン企業にBOXがあります。そんなBOXでも子連れ出勤についての話がされていたようです。
※ユニコーン企業とはスタートアップ企業の中でも時価総額が1billion(10億ドル、約1,100億円)を超えた企業のことを言います。
まずはBOXの業績。すごい・・・
昨年度の売上高はグローバルで5億ドルを超え、右肩上がりの成長を続けている。顧客数は8万5000社を突破し、フォーチュン500社の実に69%にボックスが導入されているという。顧客には、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)やゼネラル・エレクトリック(GE)、コカ・コーラ、アストラゼネカなど、誰もが知る大企業が名を連ねる。
記事からは非常に社訓を重視しているのがわかります。重要ですよね。そういえばマクドナルドでは例のバカッターといわれるバイトや契約社員、社員による炎上動画が発生しないのも社訓によるところが大きいのではないかと思っています。
BOXの子連れ出勤への考え方
話がそれましたが、子連れ出勤についてこんなことが書かれています。
「そうそう、昨日は赤ん坊がいましたね。いつもではないけれど、必要であれば、連れてきても問題はありません。『ありのままの自分で職場に来る』ことにもつながりますしね」
レイクは社訓をもちだして、子連れ出勤の権利をそう主張した。2児の母親である彼女も、重要な社内会議に幼い子らを連れて出席したことがあるという。
この「必要であれば」というところが重要かもしれません。なぜか政府が推進しているように見えてしまう”子連れ出勤しないといけない働き方”ではなく、必要であれば子連れ出勤してもいい、という働き方です。
こういう安心感があることが重要ではないかと思うのです。普段は保育園、幼稚園、親などに預けておき、もし必要であれば会社にも連れて行くことができる。それを歓迎してくれる環境、雰囲気がある。こういった体制を整えていくことが日本の子連れ出勤制度、働き方改革にも必要かもしれませんね。
そしてBOXではそれが最少の時間で最大の成果を上げる「働き方」を実現する中で実現されているというのがいいですよね。