通勤ラッシュに“子育て応援車両”は現状だと逆に危険かも・・・
通勤ラッシュってかなり危険なんですよね・・・殺気立ってる人もいたりするし(汗
子供と安心して通勤電車に乗りたいというのはもちろんわかるのですが、方法論をもっと詰めていかないとさらなるラッシュがおきたりとか、事故も心配されます。最近のベビーカーはかなりの場所を取りますし、抱っこ紐の女性を見ると電車などでは事故が起こらないかと心配にもなります。
最近は都内の駅ホームにはかなりの割合でホームドアが設置されてきたのはいい傾向だと思います。それに加えて階段、エスカレーター、車内設備などの改善も必要になってくるかもしれません。
多方面からのアプローチが必要かも
と言いつつも社会的な雰囲気を作っていくことも必要ではあります。そして同時に電車以外の通勤方法を作っていくということも小池知事には考えて欲しいですね。2階建ての話もいいのですが・・・
バスとかってもっと活用できないんですかね?それこそ自動運転とか。通勤ラッシュの中で子育て応援車両を作らなくてもいいくらいに他のスムーズな通勤方法というのも是非検討してほしいところです。
時価総額4,000億超え企業BOXの子連れ出勤への考え方
シリコンバレー発のユニーコン企業
日本だとDropboxの方が有名かもしれませんが、同じようにクラウド形式のストレージサービスを提供しているシリコンバレー初のスタートアップ企業、ユニコーン企業にBOXがあります。そんなBOXでも子連れ出勤についての話がされていたようです。
※ユニコーン企業とはスタートアップ企業の中でも時価総額が1billion(10億ドル、約1,100億円)を超えた企業のことを言います。
まずはBOXの業績。すごい・・・
昨年度の売上高はグローバルで5億ドルを超え、右肩上がりの成長を続けている。顧客数は8万5000社を突破し、フォーチュン500社の実に69%にボックスが導入されているという。顧客には、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)やゼネラル・エレクトリック(GE)、コカ・コーラ、アストラゼネカなど、誰もが知る大企業が名を連ねる。
記事からは非常に社訓を重視しているのがわかります。重要ですよね。そういえばマクドナルドでは例のバカッターといわれるバイトや契約社員、社員による炎上動画が発生しないのも社訓によるところが大きいのではないかと思っています。
BOXの子連れ出勤への考え方
話がそれましたが、子連れ出勤についてこんなことが書かれています。
「そうそう、昨日は赤ん坊がいましたね。いつもではないけれど、必要であれば、連れてきても問題はありません。『ありのままの自分で職場に来る』ことにもつながりますしね」
レイクは社訓をもちだして、子連れ出勤の権利をそう主張した。2児の母親である彼女も、重要な社内会議に幼い子らを連れて出席したことがあるという。
この「必要であれば」というところが重要かもしれません。なぜか政府が推進しているように見えてしまう”子連れ出勤しないといけない働き方”ではなく、必要であれば子連れ出勤してもいい、という働き方です。
こういう安心感があることが重要ではないかと思うのです。普段は保育園、幼稚園、親などに預けておき、もし必要であれば会社にも連れて行くことができる。それを歓迎してくれる環境、雰囲気がある。こういった体制を整えていくことが日本の子連れ出勤制度、働き方改革にも必要かもしれませんね。
そしてBOXではそれが最少の時間で最大の成果を上げる「働き方」を実現する中で実現されているというのがいいですよね。
子連れ出勤耐性をつける
子連れ出勤耐性。つまり子連れ出勤しても大丈夫なようにしておくということです。何が大丈夫かというといろいろです。自分自身もそうですし、周囲の人達、仕事、子ども自身にも子連れ出勤耐性をつけていくのです。
この方は東京都議会議員の音喜多駿氏です。
・ずっと紙で本を読んでいたが最近利便性に負けてKindleを購入した。
・子連れ出勤の時だけ文庫本を入れておく。
・移動時間に子供にスマホをとられてしまうから。
子供はスマホでYoutubeを見ているそうです。ユーチューバーが憧れの職業になる時代ですからね~
子連れ出勤している時や移動時間中に子供にYoutubeを見せることの是非は置いておきましょう。それよりも、そういう子連れ出勤した際にどうやって子供に退屈させないか、という対処術を見につけているところ、子連れ出勤耐性と言えるのではないでしょうか。
おそらく音喜多駿氏はいつも子連れ出勤ではないでしょう。で、子連れ出勤になった時にはスマホを子供に取られるので(そうしておくことで子供は満足してくれるので)、自分はKindleを使うようにしている、といった感じでしょう。こういう時に子供にスマホを取られてイライラとかせずに、対処法を考えておく、これが子連れ出勤耐性の一つの形かもしれませんね。
子連れ出勤をオプションにできるように
政府が子連れ出勤を推進。一方で現場の母親の思惑とは温度差あり。こんなことが言われています。
冷静に考えてみるとどちらか一方ではないですよね。つまり、子連れ出勤するしかない状況なのか、子連れ出勤を全くしなくてもいい状況なのかの二者択一ではないということです。
臨時休園や休校などで子どもの受け入れ先が見つからない時、職場への子連れ出勤ができるようにしたのは、樹脂切削加工などを手がける洛陽化成(久御山町)や医療法人の永原診療会(上京区)。桂保育園(西京区)は、子どもが体調を崩したり災害が起きたりした時に学校などに迎えに行けるように、職員を帰宅させる制度を導入した。
基本は安心して預けることができる保育園を見つけられるのが一番いいのかもしれません。ただ、そういうわけにも行かない時や働き方や職種によっては保育園がやっていない時間帯で働くことも必要になってくるかもしれません。そういう時に職場を頼れるようにしておく、ということが必要かもしれませんね。
それとそろそろ勤務時間が長いことを偉いとする風潮?はなくしていったほうがいいでしょう。
子連れ出勤を認めたウエダ本社(下京区)社長の岡村充泰さん(55)は「働く時間が長いほど、より多くの仕事をしている」とみなす考え方を否定する。「『労働の価値=時間』という考えに限界がきている。働き方改革というが、時間軸の呪縛を崩さなければ変われない」と訴え、同時に固定化した働く場所や形にも疑問を投げ掛ける。
いかに社員の生産性を上げるか、そのための環境を整えるか、配置を最適化するか、そういったことを考えることが経営者の仕事になっていくのではないでしょうか。どうやったら言うことを聞かせられるか、自分の思い通りにできるか、といったマウンティング思考の会社、経営者、管理職からの脱却が求められるのかもしれません。もちろん社員は結果を求められますから大変にはなりますね。
出口治明氏、子連れ出勤が生産性を上げると主張
「東京では子連れ出勤が増えていますね。例えば頭脳労働を考えると、脳の集中力の限度は2時間です。大学なら2時間の講義ですね。これはお母さんの授乳サイクルとも似ているんです。子連れ出勤を認めた企業を訪問すると、生産性が上がったと話しています。そういうことを認めず、根拠のない精神論を振りかざす職場は、これからは大変になるでしょう」
集中力が持つのが2時間。授乳タイミングは2時間おき。だから生産性が上がる。そういったロジックですかね。
コンピューターのタスクのようにうまく仕事と授乳を配置できたらいいのですが、仕事で集中力切れたから授乳しようかな~という感じにはならない気もします。。リラックスするための時間ではないですからね、授乳っていうのは。出口氏は授乳したことないでしょうけど。。
子連れ出勤支援を打ち出す政府と親のずれが大きそう
政府は子連れ出勤支援を打ち出すことで働く母親支援を実現することを意図していますが、親側としてはちょっと違ったようです。
恐らく・・・子連れ出勤というのは苦肉の策になってくるでしょう。
保育園→落ちた
預ける人→いない
ベビーシッター→経済的に難しい、安心できない
などの過程を経て、もうであれば子連れ出勤するしかない!という流れなのかも。だからもちろん子連れ出勤の環境が整うのは歓迎だけど、苦肉の策を国の策としてもらっては困るでしょうね。それよりも先にやることがあるでしょぅ。それがこのマンガでも訴えられていることかもしれません。
政府の子連れ出勤推進への異論
政府の子連れ出勤推進への異論をフィフィが言っています。
要旨は2点。
・子供のストレスを考えていないし、子育てが片手間になる
・職場の周囲への影響が考慮されていない
1点目の子育てが片手間というのは職場を見せるという部分もあるので、必ずしもそうではないかもしれませんが、子供のストレスはあるでしょうね。子供も結構空気読むことありますから、職場に連れて行かれるとかなり緊張します。自分の親の社会的なポジションを理解し、かなりストレスを感じるかもしれません。それを良しとするかですね。
子供同士の交流があるといいのかもしれませんね。同じ境遇の子供同士であれば意気投合しやすいし。社会性は身につけられる部分があるとは思います。
職場の周囲への影響については既に多くの人が指摘しているところでしょう。